先生へ -君に詠む愛の歌-

放課後

私は佳央に連れられ

生徒会準備室まできて

壬生先生に私を

預けていった。


今日はとくに何も


なかったんだけど


佳央が心配してくれて


佳央が帰るまでか


壬生先生が帰るまで


先生のとこにいなさいって・・・。



佳央はたぶん久世先輩の


ケガのことを調べてるんだと思う。


手伝うって言ったら


ダメって言われちゃった。


先生も仕事が忙しいようで


必死に何か書類を書いてる。



ヒマだな・・・。



私はボーっと窓の外を見ていた。