白雪姫と消しゴム



透真に久美子のこと


話してみよっかな

透真なら…透真なら…

きっと…!

「あたし、学校行けない
理由があるんだ、」

あたしは透真を公園に連れてった

公園のブランコをこぎながら
初めから今までの
「学校に行けない理由」を話した


透真はずっと
ずっと赤い空を見ていた
相づちをうつわけでもなく
あたしの目を見てた訳でもない

でも、

安心して話せた