*** そんなことを知るよしもない 久美子というこのお姫様は こんなに簡単に学校へ行くと言い出した。 簡単に・・ではないのかもしれない。 この子なりに、考えたのかもしれない。 だけど、今久美子が学校に行けば 絶対にアイツらは黙っていないと思う。 ・・・そうか、 心配なんていらないんだ。 久美子には新しい 久美子を守ってくれる男が できたのだから。 あたしはもう、必要、ないんだった・・。 へへっ、ちょっとさびしいなぁ?? でもまあ、しかたないね。