白雪姫と消しゴム



「ハァハァ…」

あたしの家のまえに




しゃがんだ、透真




「透真…」


あたしが話し掛けると

透真は勢いよく立ち上がって



あたしを強く抱き締めた


透真の匂いが、

心地よかった。




耳元で透真は


「ごめんね、」


って小さく呟いた