白雪姫と消しゴム




あたしはこの先に

なにがあるのかもしらず

透真と二人になったことに

一人でウキウキしていた



「羽音ー」

「はぁい?」


あ、やばいっ
ウキウキが伝わっちゃう(笑)


あたしは一人、ニヤニヤ。



「お前、うざい」




一瞬
音という音が全部
遮断されたんだ、本当に。

背中をナイフで刺されたような


そんな感じだった