突然の結婚

私たちは、ホテルの中にあるレストランの個室に案内された。

その部屋はお庭と隣接していて、結構いい感じの所だった。


『お母さん…何食べるの?』

私の呑気な問いに…

「亜紀…ちょっとの間なんも食べられないかもしれないわ。

だって、。約束通り、これから、お見合いだから」


『・・・・へっ?おみあい??』

「あっ。違うか。お見合いというか顔合わせよ」

『ああ。顔合わせね。びっくりしたよ。お見合い何て言うから・・・』


「これから会う人とあなた結婚するんだから、お見合いじゃないよね。
 
 お見合いは気にいるとか気にいらないとかあるけど・・・

 これから会う人とは結婚してもらうから。」


『お母さん?どういうこと?・』

「あら?言ったじゃない、入学のときに。それにさっきだって確認したでしょ。」


私の頭の中に一生懸命言葉を探ししてた。そんなこと言われたって?

えっと…高校で彼氏を作れって言われて…それで、できなかったら…

できなかったら…うぅーんと…できなかったら…

そうだ。母の進める人と結婚するって約束だった!!


なんじゃそれ??