「俺と、結婚してくれないか?」 「潤也…!約束、覚えててくれたの?」 「当たり前だろ。」 「もちろんだよっ!!」 卒業式帰りの生徒が、桜の木の下で口づけをする俺達をチラチラと見ながら、足早に門を出て行く。 「死んでも離さないからな。」