「今日の試合どうだったの?」 「…ふつう」 母さんはこれでもかという程マシンガントークをしている。 軽く流す俺は次の塾が楽しみでしかたかなかった。 実は俺には好きな人がいる。 まぁ、誰かは言わんとく。 「ねぇ…あそこの車おかしくない?」 「確かに…」 ふらふらしている車が前を走っていた。 「居眠りかなぁ?」 横を通ろうとした時…