「水本ゆきえといいます。あなたは…?」



やっと名前が聞ける!!




「ゆきえか!いい名前だね!
あ~僕はパク・ミンウといいます。」



ミンウが年上だということを知り、名前を呼ぶ際にはオッパをつけることにした。


(※オッパとは女性が実の兄や親しい間柄の目上の男性を呼ぶときに使う。)




ミンウオッパと私は初対面なのにも関わらず、親しく話していた。


その空間は本当に居心地が良くて。

楽しくて…



だからか時間は物凄くあっという間で。



ミンウが「少し寝る」と言い、私は物思いにふけっていた。




ミンウは綺麗な顔立ちをしている。


思わず「綺麗…」と声に出してしまうほど綺麗なのだ。



触れたくなる髪、頬。

綺麗な顔立ちと対称的な男らしい肩に腕。



日本に着いてしまえばお別れだ。

そんなことに切なく、寂しく思う自分がいた。