「あ!さっきの~!」



彼はカタコトな日本語でそう言った。




「あの…!!さっきはありがとうございます!その…急いでて…」




「あ~いいんです~。気にしないで下さい」




「でもっ…」




あれ?彼は日本語ができるんだ!




「プッ…あははははは!」




彼はいきなり声をあげて笑った。

クールな顔なのに笑った顔が可愛くて、私はきゅんとした。




「ごめん~!さっきの空港での君おもしろくて!」




「ちょっ…笑わないで下さい~!」




あ~もう、恥ずかしい~…//





「君、名前は何です?」