私は窓側で、窓の外から空港を見つめる。



と、そこに、私の隣の空席に誰かが座った。




またさっきの彼に会えるなんて、誰もが思わなかっただろう。




「まさか…ね。」



とチラッと見て視線を窓に戻す。


そこで、私はあれ?あの人どこかで…と考えていた。




隣の人もしかして……!!



今度はバッと振り返る。




「 あ!!」




韓国人王道のあの髪型にサラサラの黒髪。

白くて綺麗な肌に、一重で切れ長の目。

整った顔立ちをしていた。






私が思わずあげてしまった声にびっくりして彼がこちらを向いた。