「はじめまして。高野美雨さんですか?」
コクリと頷くと、男性はポケットからメモ帳を取り出した。
【僕は高野さんの担任になった寺島瑞輝です。よろしく】
【よろしくお願いします】
手話でそう伝えると、お父さんが寺島先生に伝えていた。
「『よろしくお願いします』って言ってます。寺島先生」
「ありがとうございます、高野先生。僕も手話を勉強しないと…」
やっぱり手話はできないのか。
そう思った時、後ろから肩をポンポンされる。振り向くと、裕くんだった。
【教室、行こう?】
【うん。裕くん、直くんは?】
【あそこ】
指さした先には友達と話す直樹の姿。
「直樹。行くぞー」
コクリと頷くと、男性はポケットからメモ帳を取り出した。
【僕は高野さんの担任になった寺島瑞輝です。よろしく】
【よろしくお願いします】
手話でそう伝えると、お父さんが寺島先生に伝えていた。
「『よろしくお願いします』って言ってます。寺島先生」
「ありがとうございます、高野先生。僕も手話を勉強しないと…」
やっぱり手話はできないのか。
そう思った時、後ろから肩をポンポンされる。振り向くと、裕くんだった。
【教室、行こう?】
【うん。裕くん、直くんは?】
【あそこ】
指さした先には友達と話す直樹の姿。
「直樹。行くぞー」