「何してんだ、お前?そろそろ帰らねえと怒られるぞ」
授業後、パソコンとにらめっこしていると、保健室の鍵を返しに来た零に声をかけられた。ほとんどの先生は既に帰宅している。
「ああ。いや、ほとんどの生徒は聞いたことのある学校に進学したがるだろ?学力さえ合えば許可出来る」
「高野か?」
「そう。まず、普通の学校で探していいのか分からなくてな……」
「確かにな。でも、高野が進学を希望するかなんてわかんねえだろ?」
「まあ、そうなんだけど。それでも調べておきたくて。本人が普通の高校に進学すると言っても、特別支援学校に進学すると言っても、就職すると言っても、俺がわかってなかったら元も子もないからな」
「……瑞輝変わったな。大学三年の時の介護自習であんなに嫌がってたくせに」
「……聴覚だからかもな。自習先は特別支援学校っていうか養護学校だったし、それも重度の障がいのクラス」
「そっか……」
「俺はまだまだ教師としては未熟だし、その考え方が間違ってることも知ってる……」
「……」
「でも、高野がこの学校の生徒で、来年はともかく、今年は俺が担任になった以上は、高野のことを他の生徒と同じようにそれ以上にみないといけないと思ってる」
「瑞輝……。今度、会ってほしい人がいるんだ」
「会ってほしい人?」
「ああ。俺の大切な人……」
「わかった。楽しみにしてる」
笑顔の零。どんな人なのかわからないけど、祝福はしようと思う。
~瑞輝side~
授業後、パソコンとにらめっこしていると、保健室の鍵を返しに来た零に声をかけられた。ほとんどの先生は既に帰宅している。
「ああ。いや、ほとんどの生徒は聞いたことのある学校に進学したがるだろ?学力さえ合えば許可出来る」
「高野か?」
「そう。まず、普通の学校で探していいのか分からなくてな……」
「確かにな。でも、高野が進学を希望するかなんてわかんねえだろ?」
「まあ、そうなんだけど。それでも調べておきたくて。本人が普通の高校に進学すると言っても、特別支援学校に進学すると言っても、就職すると言っても、俺がわかってなかったら元も子もないからな」
「……瑞輝変わったな。大学三年の時の介護自習であんなに嫌がってたくせに」
「……聴覚だからかもな。自習先は特別支援学校っていうか養護学校だったし、それも重度の障がいのクラス」
「そっか……」
「俺はまだまだ教師としては未熟だし、その考え方が間違ってることも知ってる……」
「……」
「でも、高野がこの学校の生徒で、来年はともかく、今年は俺が担任になった以上は、高野のことを他の生徒と同じようにそれ以上にみないといけないと思ってる」
「瑞輝……。今度、会ってほしい人がいるんだ」
「会ってほしい人?」
「ああ。俺の大切な人……」
「わかった。楽しみにしてる」
笑顔の零。どんな人なのかわからないけど、祝福はしようと思う。
~瑞輝side~



