永遠の愛─先生の声─

 暑くて長い夏休みは全校出校日を過ぎたらあっという間に過ぎて行く。出校日の日に遊璃に言われたことは裕樹には言っていない。


【高野、おはよう】
【先生。おはようございます】
【今日も暑いからバテるなよ】
【はい】



 先生は今までの先生とは全然違っていた。義務として通っていた学校も自ら望んで行きたいと思うようになった。


 始業式を終え、教室に戻ると、机が逆になっていた。

 何人かの生徒はクスクスと笑っているけれど、それが聞こえていない美雨は微動だにせずに机を元に戻す。

しばらくして先生が来たけれど、美雨への変化に気づくことはない。