~瑞輝side~
駅の近くにある居酒屋。待ち合わせ時間に少し遅れて入った俺を先に呑み始めていた玲奈が呼び出した。
「あ、遅い~。瑞輝こっちこっち」
「……俺、車で来てるから飲めないんだけど」
「えー。じゃあ、代行頼んだら」
「別にいいよ。つか、いつから居んの?かなり酔ってるみたいだけど」
「さあ~、いつだっけぇ?」
玲奈は甘えるような声を出し、瑞輝に近づく。
「……これじゃあ、話も出来ねえじゃんか」
「えー、話って?」
「……俺、お前と付き合う気ないから。むしろ、誰とも付き合う気ないから。それだけ言いに来た。じゃあ」
「ちょ……瑞輝!」
「あんまりデカい声出すなって」
「じゃあ、少しでいいから付き合ってよ」
「だから、車で来てるから飲めないって」
「それでもいいから……」
子どもの心理を学んだおかげか、大人の心理も多少は理解出来るようになった。
寂しいのなら口に出せばいいのに、大人になるとしなくなる。しないのが大人だと勘違いして。
駅の近くにある居酒屋。待ち合わせ時間に少し遅れて入った俺を先に呑み始めていた玲奈が呼び出した。
「あ、遅い~。瑞輝こっちこっち」
「……俺、車で来てるから飲めないんだけど」
「えー。じゃあ、代行頼んだら」
「別にいいよ。つか、いつから居んの?かなり酔ってるみたいだけど」
「さあ~、いつだっけぇ?」
玲奈は甘えるような声を出し、瑞輝に近づく。
「……これじゃあ、話も出来ねえじゃんか」
「えー、話って?」
「……俺、お前と付き合う気ないから。むしろ、誰とも付き合う気ないから。それだけ言いに来た。じゃあ」
「ちょ……瑞輝!」
「あんまりデカい声出すなって」
「じゃあ、少しでいいから付き合ってよ」
「だから、車で来てるから飲めないって」
「それでもいいから……」
子どもの心理を学んだおかげか、大人の心理も多少は理解出来るようになった。
寂しいのなら口に出せばいいのに、大人になるとしなくなる。しないのが大人だと勘違いして。



