映画が始まるとお兄ちゃんはアイマスクをして映像を一切入れない。耳だけで映画を楽しむのだ。
一方、美樹ちゃんはものすごく食いついている。日本の俳優より海外の俳優が好きな人が多いから洋画を見るのが好きなのだと私は思う。
私は映像だけで楽しんでいるから周りの笑い声や涙声が聞こえない。
「すげぇ迫力」
「瑞輝、ちょうだい」
隣にいるのが相川先生と寺島先生だと気づいたのは映画が終わった後だった。
【高野じゃないか。映画見に来たのか】
【はい】
【美雨、誰?】
【担任の寺島先生と養護教諭の相川先生】
「はじめまして。美雨の兄の義樹です」
「従姉の美樹です」
「よろしくお願いします」
「このあと、空いてます?良かったらお茶のしませんか?」
寺島先生の提案で5人で近くの喫茶店へ入って行った。
一方、美樹ちゃんはものすごく食いついている。日本の俳優より海外の俳優が好きな人が多いから洋画を見るのが好きなのだと私は思う。
私は映像だけで楽しんでいるから周りの笑い声や涙声が聞こえない。
「すげぇ迫力」
「瑞輝、ちょうだい」
隣にいるのが相川先生と寺島先生だと気づいたのは映画が終わった後だった。
【高野じゃないか。映画見に来たのか】
【はい】
【美雨、誰?】
【担任の寺島先生と養護教諭の相川先生】
「はじめまして。美雨の兄の義樹です」
「従姉の美樹です」
「よろしくお願いします」
「このあと、空いてます?良かったらお茶のしませんか?」
寺島先生の提案で5人で近くの喫茶店へ入って行った。



