「――あ、あなたのこと…駅で見かけたときから好きでした!


つ、つきあってください!」



ナニソレ。



コイツは私のどこが好きなの?



名前も知らない女を好きっていうなんてどうかしてる。



『――いいよ?』



今日からコイツは私の玩具。



人生、楽しくなくちゃ。



「…ほ、ほんとーですか!?


えと、じゃあ、名前…」



『私は柊 栞菜(ヒイラギ カンナ)貴方は?』



「あっ、俺は斎藤 涼(サイトウ リョウ)です!」



その後あたしたちはアドレス交換をして別れた。



そして向かうは違う“彼氏”。