私の祖父はお寺の住職。 そして、今日から私たち親子が住む場所。 此処に、来るのは何年ぶりだろう… 昔は、夏休みの度に、よく泊まりに来てたっけ!? 「よぉし…着いたぞ!つむぎ!さっ、降りなさい」 車を停め終えた、お父さんがドアを開けながら言った。 私は、横に置いていた荷物を手に取りドアを開け。 外に出た。 少し…日が暮れかけて 真っ赤な夕陽が綺麗だった。 「…うわぁ。綺麗な夕陽」