「お…さい。‥くわよ。」 「つむぎ、起きない!」 その声に、私はハッと眼を覚ました。 「もうすぐ、着くわよ。おじぃちゃまの所に♪」 優しくニコッと笑いながら、後ろを振り向くお母さん。 私は、半分寝ぼけた状態のまま‥窓の外を見つめた。 『おじぃちゃま…ねぇ』