ドキンッ・・・・・
もう、分かってしまった。この胸の高鳴りが何なのかとか、僕は佐久間に抱いてる感情とか・・・・今なら言える、今じゃないともう一生この言葉は口に出せないかもしれない。
「佐久間・・・・・話があるんだけど、いいかな?」
僕は真剣な顔つきでそう言った。
いつもと違うって事を理解した佐久間は頷いた。
「あのさ、今ここで言うのも何だけど・・・・僕気づいちゃったみたい。ホントはね、入学式で出会った時からだったんだ。でも、その子は僕のことをどう思ってるとか分からなかったから言わなかったんだ。でも、こうしてその子の態度を見てると自惚れてるかもしれないけど少しでも僕に気があるんじゃないかって。だから、言うね。1回しか言わないからちゃんと聴いてね?」
そこで1度大きく深呼吸をした。
「僕、佐久間のこと好きになってたみたい。でね、もっと知りたいと思ったんだ。だから佐久間がよかったら・・・・僕と付き合ってください。」
中1にしてまだ言うことが早いって事分かってる。でも、これから先も一緒にいたいって思ったから。今しかないと思ったから・・・・・・・・。
「私も、若宮君のことが好きです。だから、よろしくお願いします。」
そう言って佐久間はニコっと微笑んだ。
「よかった。じゃあ、これから佐久間のことは千尋って呼ぶからね。分かった?千尋」
千尋は真っ赤になりながらもコクンと頷いた。
「じゃあ、私も若宮君じゃなくて・・・・・俊哉君って呼びます。」
クンは離れていないけれどまあいいか。
「あと、俊哉君・・・・無理して僕って使わなくてもいいよ?」
あっそうだった。ずっと僕って言ってたけどバレちゃったかーww
「気にかけてくれてありがとう。戻そうにも戻せなくて・・・・・。でもこれからは俺って言うけど千尋が嫌だったらやめるからね。」
俺は千尋の頭を撫でながら言った。
あっ読者の皆さんには言っておきますけど俺結構なSなんですよw
まあ、これから見ていってください。