「あっ弁当の時間だよ!結衣、食べよぉ」


「あっ…うん。先に教室帰っといて!手洗いたいから」


「わかったあ じゃ先に行っとくよ」


「後でね~」




りさと別れて手洗い場に行った


そこには…



たっ高橋…。




膝を水で洗っている。


もう少し近づいてみると、高橋の方もあたしに気づいた。



「おう。」


「あっ高橋。どうしたの?」


そう言って、高橋の膝を覗きこんだ。


…っ怪我してる!!


皮膚が擦りむいていて血がどんどん出てきている。


「高橋、これ…」


「ああ、これか。さっき試合でな。」


高橋は笑いながら言うけど、あたしから見たら結構大きな傷で、痛そうだ。