「ねぇねぇこれからどうする?」
期待に満ちた目をこちらに向けてくる姉。


「お姉ちゃんは帰るの!」


「やだ~高橋くんに会いにいくのぉ」


やっぱりだ…
今日来たのはそれが目的かぁ


「あんたさっき見たでしょ?
奴の顔。相変わらず目付き悪いよね 性格の悪さ出てるし」


「まぁまぁ」

姉がなだめる。


「最初から。あいつは初めて出会ったときからそうだった」