生きたい

そして2人で屋上へー。

「志星ちゃんって自分で弁当作ってんの?」

「まぁ・・一応?」

「へぇ~すごいよな!!」

「すごくないよ!!これぐらいなら新道くんだってできるよ」

「俺は一生できません」

「そうやって勝手に決めつけないほうがいいよ?」

「なんで?」

「そんなの本当に一生できないじゃん」

「・・・?」

「決めつけたら本当にできなくなっちゃうよ?うまく説明できないけど・・」

「はははわかった。俺これからできるだけ頑張ってみるよ!」

「・・?うん、人間って出来ないことはないってあたしは思ってるから」

「前向きだねぇ志星ちゃんは」

「こんな前向きになれたの晴輝と真奈がいたからなんだ」

「それは?」

「あたし前向きというより後ろ向き?だったんだ」

「・・・うん」