*千帆side*


次の日、私は廊下を歩いていた。


最近なぜかよく疲れる。
疲れた重い体を支えながら歩いていると、


 「千帆ちゃん!」

美羽先輩の声が聞こえた。



 「千帆ちゃん...ごめん。」

そう。さけばれた。
私は振り返り、美羽先輩のところへ行く。

 
 「今までたくさん傷つけて...ごめん。」

 「え?」