千帆side*

・・・1月。
11月下旬で先輩たちは部活を引退した。

だから私は一人。
 
4月、新入部員が少なかったら
演劇部とくっつくらしい。


そんな中、和也先輩に話があるといわれた。

 
 「どうしたんですか?」

 「ごめん。高村。」

 「え?」

 「俺、美羽のそばにいたいから
  美羽を選んだ。」

 「謝らなくていいですよ。」

 「え?」

 「彼女を選んで当たり前だと思います。」

 「・・・」

 「言ってもいいですか?私の過去。」

 「・・・うん。」

 「あれは、2年前の春です。」