「高村。どうした?」

 「あ、いえ、なんでもないです。」

  
  なんでいつも私の目線は
  和也先輩のところにあるんだろう。
  不思議すぎるよ...。

  次の日もその次の日も
  和也先輩を見つめる私がいた。
  
  そして、すれ違うたびに話しかけてくる
  和也先輩がいた。