和也side*

 「美羽、話って何?」

 「和也、別れようよ。」

 「なんで?7か月っていう短い間で何で別れる必要があるの?」

 「千帆ちゃんをいじめたのは私。
  あの紙も、黒板に書いたのも
  全部私。」

 「え・・・?」

 「大切な人に嘘ついて、後輩を傷つけて…そんな私と一緒にいられるの?」


  ふいに、高村の言葉が
  よみがえる。


 『これが、宿命ですから。
  私に与えられた試練ですから。』

 
 『和也先輩は…美羽先輩の味方でいてください。』