千帆side*

  ・・・もうこれ以上見ていられない。

  やっぱり、無理なんだよね。
  先輩たちに迷惑かけるだけだよね。

  
  そう思いながら私は細い路地に入った。

  でも...路地に入るところを
  見られてしまったんだ。

  “あの人”に...。