「・・・・」

 「私、バカだよ。
  心のどこかで期待してた。
  いつも優しくしてくれたから...。」

 「うん。」

 「でも、そう思ってたのは私だけだったね...。」

 「このこと、和也には言わないでおくから。
  何か相談があったらまた言ってね。」

 「うん。ありがとう。」


   美術室...戻ってみようかな。