―――あれから、

一週間ぐらい経った。



「日菜子って…
好きな人居ないの?」


…好きな人?


「そんなの居ないよ?」


したって、振られる
だれだろうし…


「勿体無い!」


「か、佳菜子!?」


勢い良く、私に
言った佳菜子。


「出会い探しなよ!」


うーん…
そう言われましても…


「私は…バスケ
一筋だからね…っ」


一回も恋なんて、
してないし…


そもそも、恋愛対象
で見れないし…


「モテるのにぃ…」


佳菜子はボソッと
呟いていた。