日菜子が風呂から 出てきた。 「あ…ありがと…」 「お…おう…」 やめてくれよ… タオルを体に 巻いて出てくるとか… 「先、部屋に 行っておくね…?」 「…おう」 はぁ…危なかった… 一瞬、もう無理って 思ったし… ―――――――――… ガチャッ 「「…っ!!」」 二人とも、 何も話さない。 俺まで緊張 してきたし…。