―――――…夕方。



「お邪魔しまーす…」


日菜子と俺ん家に
入った…。


「緊張しすぎ…」


「だ…だって…」


日菜子から頼んで
きたくせに…


「部屋行くぞ」


「う…うん…」


二人とも、黙った
まま階段を上がる。


ガチャッ


俺の部屋に入ると、
日菜子はキョロキョロ
していた。


「…まだ?」


「さ…先に…
シャワー…ダメ?」


「あぁ、いいよ」


だよな。
忘れてたし…