「ねぇ、君達…
小谷が好きなの?」


大きい声で
教室中に言った。


そこに居た三人は、
ビビって教室を出た。


…だせぇ奴らだ。


「小谷、大丈夫?」


雅也は小谷に
優しく話し掛ける。


「へ?何のこと〜?」


もちろん、鈍感で馬鹿
だからわかんねぇに
決まってんだろ…


「小谷、可愛い。」


「なっ!?お世辞かぁ!
でも、ありがとう。」


…な、流した…


ぶっ…


やべぇ、超笑える…
さすが鈍感女。


「…ダメだありゃ」


雅也が帰って来て、
俺に言った。


「…ドンマイ!」


思ってねぇけど。