【完】嫌い×好き。




やっと、教室に
着いたと思ったのに…



ガラッ



その瞬間、皆が
私を一斉に見たんだ。


「日菜子!」


佳菜子は真っ先に
私の所に来た。


「な…何…?」


バチンッ


「アンタ…何してんの!?」


頬を勢い良く
叩かれたんだ。


叩かれた所が、
ヒリヒリと痛む。


「な…にも…」


何の話をしてるの?


「日菜子ちゃん…
酷いよぅ…」


そこに居たのは…
茜ちゃんだった。