「あんたなんて…
悪者になればいい!!」


そう言うと、
突然私を蹴り出した。


「痛…いっ」


「何であんたなんか…」


床に倒れこんでも、
私を蹴り続ける。


「やめ…て…」


「見てなさい…
あんたは悪者になる
んだからねっ!!」


そう言って、
出て行く茜ちゃん。


私が…悪者…?


私…何かした?


…茜ちゃんが
したんじゃん…


「痛…っ!!」


お腹を蹴られて、
立つのにも苦しくて…