バンッ!!



はい、只今茜ちゃんと
空き教室に居ます。


何やら…茜ちゃんは
お怒りの様で…


「ねぇ、消えてよ」


いや、私の存在は
消えませんから…


私だって…
今は消えたいよ…


だけど、そんな事
できるわけない。


「ねぇ、どうして
怒ってるの?」


「そんなの、あんたに
教えるわけないし!!」


八つ当たりか…


私って、茜ちゃんの
物みたいじゃん…


「…あっそ」


小さい声で…
言った…のに…