そのまま寝てしまったらしい
夏紀の隣には
啓太がいる
「起きなきゃ…」
しかし
啓太の腕が身体に巻き付き動けない
「ん…なつ…き
おはよ」
チュッ
そして啓太は首筋にキスをしてくる
「ヤッ」
夏紀はそういって胸に伸びてきた啓太の手をはらった
今の気持ちではヤる気も起きない
啓太は少し傷ついた顔をした
それを見て夏紀はハッとした
ー何やってるんだろ??ー
少しも啓太のことを信じなかった
いや信じようとしなかった
私が信じないでどうするんだろう…
「啓太…ゴメンね」
そして私は啓太にキスをする
「なぁ夏紀どうした??
なんかヘンだぞ」
「なっなんにもないよ」
言えるわけない
いや、聞きたくないだけだ
「なんかあるんだろ??
言ってくれなきゃわかんねーだろ」
「ぢゃあ…昨日どこ行ってきたの??」
「……居酒屋だけど??
どうした??」
何今の間…
なんか隠してることがあるからだよね…


