たくさんの愛を君に




「実は智美に手伝ってもらってだんだ
自分でデザインしたくて
どんなのがいいか見て回ってたんだ」



「うそ…」



全部夏紀の勘違いだった



「ゴメン…なさい
私…ヒッッ…ク」



「俺こそゴメン」



「啓太…好き」


「俺も」


チュッ


「これで仲直りだな」


「うんっ」



二人は抱きしめあった



空には優しく暖かい光で見守る月があった