たくさんの愛を君に




「ハァ…」


夏紀は公園のベンチに座りため息をついた

私…啓太がいないと…



ダメ…だよ


空は夏紀の心とは違い雲一つない


月の光が目に染みる



啓太…けい…た
好きだ…よ



好きだから…

さよなら…だよ




啓太…
幸せになってね



夏紀の頬には一滴の涙が流れていた