品田はそんな美羽のたった一人の幼馴染だった。 だから、傍でどんどん命が削られていく様を間近で見ていた。 せめてものと思いで好きな事をさせて、食べさせて、精一杯生きて欲しかった。 勿論そんな事を言えるような性格でもないのでこうしてからかうような事でしか表せないのを美羽も知っていた上で笑ってくれる。