その日の帰り、門のところに裕也がいた。 『沙羅!』 『裕也。どうしたの?』 『沙羅を待ってました~』 笑いながら裕也は言う。 裕也って笑ったらかっこいいな。 『カップルじゃないんだから(笑)』 『俺、沙羅のこと好きだよ』 『またそんなこと言って~』 『本間に!沙羅は可愛いし~ 性格もいいし~俺のタイプ♪』 『もう!(笑)』 いつもこんな感じ。 裕也は本当にちゃらいんだから!