そうこうしていると、
いつの間にか時間は約束の時間になろうとしていた。
「観月、マサくんに会う!
おばさんと行くっ」
「ん。
がんばれ観月ちゃん♪」
そう言うと
観月は大きく頷き、おばさんの元へ行ったのだった。
「お姉ちゃあん、愛弓お兄ちゃん来たよ~!」
縁側から聞こえた声に反射的に振り向くと、
愛弓がこちらへ向かって歩いてくるのが見えた。
私は慌てて改めて身なりを整え
「いってきます」
と言い、愛弓の元へ駆け寄った。
愛弓は黒地で前側にデザインが書かれているTシャツに黄土色のズボンをで履き、髪も少しアシメっぽくいじっていて、
シンプルかつおしゃれな出で立ちだった。
あまりのかっこよさに息を飲む。
「そんな慌てなくて良いのに」
「慌ててないしっ」
「はいはい。」
と軽くあしらい、
私をちらっと見たがなにも言わず。
「行こっか」
と、いつもの笑顔でそう言った。
やっぱ…
似合ってないのかな…。
愛弓の少し後ろをついていくように歩いた。

