観月ちゃんはずっと
おばさんを慕いながらも
幼稚園に迎えに来るママ達とウチは違う。
血が繋がってない。
無意識に割り振られていたのだと思う。
だから
自分が本当のママが居ないから
大好きなマサくんに核心をつかれるのが
怖くて、嫌なんだ。
小さい子でも
複雑な想いを秘めている。
私が一番知ってる事なのに、
浮かれて発言してしまった。
それでも私を見つめる瞳に、今度は本当に真剣に考えを巡らせ、口を開いた。
「マサくんは優しい?」
「うんっ
いつも私を守ってくれるの!」
そう言って
幼稚園でお気に入りのクマの縫いぐるみをイジメっ子たちに奪われて
泣いていると
マサくんが奪い返して
慰めてくれたりしたことを私に嬉しそうに話してくれた。
「そう。
なら大丈夫じゃないかな? 」
「どおして?」
また少し肩を落としてしまう観月ちゃんに、
私は笑顔を向けた。
「実はね、愛弓お兄ちゃんもマサくんみたいに私を守ってくれてたんだよ」
「愛弓お兄ちゃんが??」
私はコクンと頷く。

