ヴァムピーラ


「君は、ミウに似て強いんだね」
「そうだ・・・リキは・・・」

 レアさんが何かを思い出したように、

「リキね、女の子と寝ていたでしょう?」
「あ、はい」

 だらしない下半身とコータさんが形容していた。確かにその通りの最低な男だと思っていた。

「あれね、生きるためだったの」
「・・・え?」
「私達、血を吸わないと生きていけないから。リキの場合、餌は向こうから近づいてくるからね」

 見目麗しいリキに近寄る数多の女達。それは、リキにとって生きる糧だった・・・?

「でもね、リキ、顔色悪かったでしょ?」

 私は頷いた。

「貴女のことが、本気で気になるみたいなの、あいつ」

 レアさんの言葉に、私は彼女を見た。穏やかな光をたたえて私を見るレアさんに、どきりとする。