「嘘よ・・・っ、英輝さんだけだったのに・・・私のことをきちんとわかってくれていたのは!」
「レア」
「結局、英輝さんも他の人間と一緒なんでしょ!」
「レア、聞いてくれ・・・」
懇願するような河島さんの声に、レアさんが黙った。
「俺は・・・以前ミウを傷つけた」
え・・・
「爽幻と・・・カノンちゃんの父親と俺がミウを取り合っていたとき、俺達を疎ましく思ったミウは、自分がヴァンパイアだと明かしたんだ」
え?
河島さん、今、なんて言った・・・?
母さんが、ヴァンパイア?
硬直する私をよそに、河島さんは言葉を続ける。
「俺は、すぐには彼女を受け入れられなかった。爽幻が彼女の全てを受け入れたのに。俺は、彼女を傷つけた」
「・・・だから、何?」
「俺は、君を受け入れる自信はあるんだ。もう、あの頃の俺じゃない。だけど・・・俺が君を傷つけてしまうんじゃないかと、不安になるときがある」
「・・・・・・」
「俺は人間で、君はヴァンパイアだ。でも、俺にとって君はかけがえのない人であることは誓って言える。だけど、不安なんだ」

