――キーンコーン カーンコーン―― ヤバい。 チャイム鳴った! 『…多分、て。 大丈夫じゃないでしょ。 え?今、チャイム 鳴ったけど、学生さん?』 「はい…。」 『え、もしかして、校舎で迷子とか?』 「はい、まぁ…。」 …恥ずかしすぎる。 『ははは。大変だね。』 突然、笑い出す男の人。 本気で困ってるのに、 冗談だと思ってるかな…。 「わ、笑わないでください…」 でも、なぜかその笑い声は 聞き覚えがある気がした。 …どこかで会った? そんな訳ないよね。 知り合いなはずがない。