「……っ」


薄暗い
ってか、頭が痛い。


ここは…どこだ?



段々、視界がはっきりしてくる。
そして辺りの輪郭もはっきりしてきた。


「…!」



サアアァァ…

俺の目の前にある、ゆるやかな段を下った先に水場がある。


どこからか流れ出てくる水

そしてその水場に浮くようにしてある、
直径2mほどの2つの水の玉




その中に

「……姫と、執事?」



2人はいた。