そうして、どうにか辿り着いた、どこかの扉。 ギイイィィ…… … そこは光で溢れた大広間。 ステンドグラスが綺麗で、少し眩しい。 奥の段の上にあるのは、3つの台座。 「綺麗…」 宮殿には、こういう所がいくつあるんだろ…… あれ…なんだろう 真ん中の台座の上にある、光るモノ。 近づいて見てみると、それは銀の鎖時計だった。 針は止まっている。 それは、何か引きつけられるものを感じさせた。