ぺたぺたぺたぺた… 「……なんかホラー映画みたい」 私は今、ほぼ裸足。あの部屋から出ても、人魚にならない。 で、この石の床を歩くと、一歩歩く度に『ぺた』って音がしちゃうわけですよ。 「にしても、どこまで続くんだろ…?」 あの階段を下りていくと、初めは狭かった道がどんどん広がって、今は人が3人横に並べれそう。 曲がり角はなく、ただひたすら真っ直ぐ。 かれこれ20分ほどは、歩いた頃だろうか…… と、初めての曲がり角。詳しく言えばT字路にあたった。