「みんな、付き合ってもらって…ありがとう。ヒック。聞いてもらってスッキリしたっヒック」 涙も止まってきた。 「キュイ、キュイ」 「私共で良ければいつでもっ」 「よろしければ、また聞かせて下さいっ」 「きっと帰ってきたら、賢斗様もお謝りになりますわっ」 ♪チリーン、チリリン、チリン♪ と、鈴がなった。 「おっと、そろそろお時間ですわ」 「涙をお拭きになって下さい」 「王子がお待ちですわっ」 「キュイ、キュキュー」 「ぁーい」